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肝臓の働き

「人体の化学工場」と呼ばれる肝臓の、代謝や解毒、胆汁の生成・分泌、栄養の貯蔵という機能について解説します。

肝臓の主な4つの働き

肝臓は、肝細胞1つだけで500種類もの化学反応を同時に行うほど、複雑な働きをしており、「人体の化学工場」とまで呼ばれています。
中でも重要なのは、「代謝」「エネルギーの貯蔵」「解毒」「胆汁の生成・分泌」という4つの機能です。

  • 代謝・・・代謝とは、物質を科学的に変化させ入れ替わることを指します。
    食事から摂った栄養分は、そのままでは使うことができません。胃や腸などの消化器官から吸収したアミノ酸・脂肪酸・グルコースなどの栄養分は、肝臓による化学変化を経て、からだの各器官が使える形に作りかえられます。肝臓は、人体の行う代謝の中心です。
  • エネルギーの貯蔵・・・脳の主要なエネルギー源であるグルコース(ブドウ糖)を貯蔵・供給するのも肝臓の役割です。
    ブドウ糖は普段、血糖値が上がり過ぎないようにグリコーゲンの形で肝臓に貯蔵されていますが、脳は睡眠中でもブドウ糖を必要とするので、肝臓も24時間体制で休みなく供給を続けます。
  • 解毒・・・アルコールや薬、ばい菌など、からだに有害な物質を分解して無毒化する解毒作用も、肝臓の仕事です。
    体の外から入る有害物質だけではなく、栄養の代謝を行うときや激しい運動をしたときに体内で発生するアンモニアなどの老廃物も、肝臓によって無毒化されます。
  • 胆汁の生成・分泌・・・肝臓で作られる胆汁には、主に3つの役割があります。
    1つは、肝臓で処理される老廃物(古くなった赤血球など)や微量金属などを流して、十二指腸に排出する役割。次に、脂質の消化吸収を助ける消化液としての役割。そして、胆汁を作ることで血中のコレステロール濃度を調整すると言う役割です。生成された胆汁は肝臓の下にある胆嚢に貯蔵されます。

これも肝臓の仕事-ビタミン・ミネラル・アルブチン

上記のグリコーゲンの形にしたブドウ糖の貯蔵のほか、肝臓は以下の栄養素も代謝して貯蔵しています。

  • ビタミン・・・カルシウムの吸収に必要なビタミンDや、出血を止める血液凝固に使うビタミンKなどを蓄え、必要に応じて血液中に供給しています。
  • ミネラル・・・鉄、亜鉛などのミネラル分を貯蔵しています。体内の65%の鉄分は赤血球の中に存在しますが、肝臓にはそれに次ぐ10~33%程度の鉄分が貯蔵されています。
  • アルブチンの合成・・・アルブチンは細胞、筋肉、血液などの原料として使われるたんぱく質ですが、これは肝臓でしか生成できません。
 
本当に怖い肝機能障害の対策ガイド