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総たんぱく値

ここでは、一般的な血液検査で行われている総たんぱくについて、検査の意味や数値の見方などをまとめています。

総たんぱく値と肝臓の関係

健康診断や一般的な血液検査で、必ずといっていいほど記載されているのが総たんぱく値です。

血液は赤血球や白血球などの固体成分意外に、血清という液体成分から成り立っています。そしてこの血清のうち8%を占めているのは、100種類以上という多くのたんぱくです。このすべてのたんぱくを総たんぱくといいます。

総たんぱくは、アルブミンとグロブリンという2つの物質からできています。その中でもグロブリンは4つに分類され、特にγ-グロブリンは抗体などの体の防御機能に大きく関与している重要な物質です。

血液検査による総たんぱくの検査は、アルブミンとγ-グロブリンの値を調べて異常の有無を調べるものです。

  • 総たんぱくの基準値:6.7~8.3g/dl
    ※施設によって少し異なります。

総たんぱくが低い場合は、ネフローゼ症候群、肝臓浮腫、重い肝障害、低たんぱく血症、栄養不良などの疑いがあり、総たんぱくが高い場合は、悪性腫瘍、肝硬変、慢性肝炎、膠原病、慢性感染症、脱水症などの疑いがあります。

総たんぱくの異常による病気の詳細

脱水症ではアルブミンが増えますが、それ以外の病気ではアルブミンは減少することがほとんどです。そのため、脱水以外ではγ-グロブリンが増えてアルブミンが減少するタイプの異常が多いとされています。

  • 脱水症…体内の水分が極度に減少したために血液が濃縮され、総たんぱくの数値が高くなります。
  • 肝臓疾患…慢性疾患ではγ-グロブリンが増えるため、総たんぱく値が高くなります。ちなみに、重症の肝障害では、アルブミンの合成がうまくいかなくなり、総たんぱく値は低くなります。
  • ネフローゼ症候群・たんぱく漏出性胃腸炎…アルブミンが過剰に体外に排出される病気で、総たんぱく値は低くなります。
  • さまざまな感染症…感染症では抗体がたくさん作られるため、γ-グロブリンが増えるので、総たんぱく値が高くなります。
  • 低栄養、無理なダイエット…無理な食事制限などでたんぱく不足になり、アルブミンが作られなくなるため、総たんぱく値が低くなります。

病気以外でも、総たんぱくに異常がみられることがあります。

  • 新生児や加齢によるもの…新生児は通常低い総たんぱく値となりますが、徐々に増加して思春期ごろには追い付きます。また、高齢者では低めの数値になることがあります。
  • 検査のタイミングや条件によるもの…採血の際に横になっているか立っているかによって、数値は変化することがあります。また、朝より夕方や安静時より運動後は高くなるようです。逆に妊娠している人は低くなる傾向にあるようです。

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