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コリンエステラーゼ値

肝臓検査で一般的に測定されるコリンエステラーゼ値について、検査の意味や数値の見方などを解説していきます。

コリンエステラーゼでわかる肝臓の異状

コリンエステラーゼとは(ChE)は、肝臓だけで生産される酵素の一種で、コリンエステルという神経伝達物質の一種をコリンと有機酸に分解する働きをします。

コリンエステラーゼは肝細胞で作られるため、ChE値が低くなると肝機能の低下が疑われます。そこで、血液を採取してコリンエステラーゼの値が低くないかを確認することで、肝臓になんらかの異常がないかを調べる検査を行います。

  • コリンエステラーゼの基準値は、男性が250~500U/L、女性が200~450U/L

コリンエステラーゼ(ChE)値の検査の指針と疑われる病気

コリンエステラーゼは、ほかの肝機能検査に比べて異常値が早く出やすいので、肝臓の障害の程度がよく分かります。したがって、慢性肝炎や肝硬変などの経過をみていくうえで、とても重要な指標です。

  • コリンエステラーゼ値が基準値より低い・・・肝機能障害、肝臓疾患(肝炎や肝硬変など)、心筋梗塞、悪性腫瘍、栄養不足、拒食症
  • コリンエステラーゼ値が基準値より高い・・・脂肪肝、ネフローゼ症候群、糖尿病、バセドウ病、など

 

もちろんこの数値では判断できないので、GOT(AST)値、GPT(ALT)値、ガンマGTP値など、肝機能に関する項目もあわせて確認しましょう。
また、コリンエステラーゼと同じく肝臓だけで作られているアルブミンの数値も同時に下がっている場合、肝硬変や肝臓がんも疑われるので注意が必要です。

コリンエステラーゼは糖たんぱくでできているため、肝臓のたんぱく合成能力の指標としても用いられています。

コリンエステラーゼ検査に関する補足

服用によってコリンエステラーゼの値を下げる薬もいくつかあるので、以下の薬を服用している患者は、ChE値が低くても肝臓の状態とは無関係のときもあります。

  • 抗うつ剤・・・ルジオミール錠、テトラミド錠など
  • 緑内障の点眼薬・・・眼圧を下げるための点眼薬(コリンエステラーゼを抑える成分が含まれている)
  • アルツハイマー型認知症・・・神経伝達を活性化するために、コリンエステラーゼ阻害剤を服用する場合がある

以上の薬を服用している可能性がある人は、検査の際に医師に相談して判断を仰いでください。

 
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