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肝性糖尿病

肝性糖尿病は、肝硬変の患者の約10%がかかるといわれる、肝臓疾患の代表的な合併症です。ここでは症状や治療法などについて解説していきます。

肝性糖尿病とは

肝性糖尿病は、別名「二次性糖尿病」「続発性糖尿病」などと呼ばれ、肝性脳症、食道静脈瘤とともに、肝臓疾患の三大合併症と言われています。急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害がきっかけとなって発症し、中でも肝硬変患者の10%が糖尿病を発症するといわれています。

糖尿病は、血糖中の糖分をエネルギーに変換するホルモンであるインスリンが不足したり作用が弱くなったりしたために、血液中の糖分が高くなる病気です。インスリンを分泌するのはすい臓ですが、血糖値のコントロールには肝臓の働きが大きく関わっています。

余分なブドウ糖をグリコーゲンに合成して蓄え、必要に応じてグリコーゲンを放出して血糖値を一定範囲に保つ「糖代謝」の働きが、脂肪肝や肝硬変によって低下してしまうと、血液中の糖分が増えて、糖尿病と同じ高血糖の状態になってしまいます。これが肝疾病の合併症として糖尿病が起こる仕組みです。

肝疾病と糖尿病の関係は密接で、糖尿病だから肝臓も悪くなるのか、肝臓が悪いから糖尿病になるのか、まだ完全には解明されていません。しかし、糖尿病が悪化すれば肝機能が低下し、肝機能が低下すれば糖尿が悪化するという悪循環が生じやすいのは確かです。

肝性糖尿病の症状

肝性糖尿病には目立った自覚症状がないとされています。代表的な症状としては、以下のものがあります。

  • 体重の減少(糖分が細胞に届かなくなるため)
  • 手足のしびれ
  • 便秘
  • 喉や口が渇き、水をたくさんほしがる(高血糖の状態が続くため)

肝性糖尿病の治療

肝性糖尿病は、肝硬変をはじめ、急性・慢性肝炎、アルコール性肝障害などの肝管増疾患にともなって起こる合併症なので、元々の肝疾患(基礎疾患)と糖尿病の両方の治療が必要となります。

軽度の糖尿病の場合には、肝機能障害が改善できれば糖尿病の状態も改善できる場合がほとんどです。

しかし、肝疾患がなかなか改善できないときや、糖尿病が進行している場合には、さらなる合併症の発症や進展を防ぐために、血糖降下薬の投薬やインスリン注射など、普通の糖尿病(一次性糖尿病)と同じ対策をとる場合もあります。

 
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