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胆石症

ここでは、胆石がたまって起こる胆石症について、その種類や原因、症状、治療法などについて説明しています。

胆石症の種類と原因

胆汁の成分が固まってできる石のような固形物を「胆石」といい、この胆石が胆嚢や胆管にたまって起きる病気が胆石症です。
胆石はできる場所や成分によって分類されます。

  • 胆嚢結石・・・胆汁を溜める胆嚢にできる結石で、胆石の中でもっとも多いもの。
  • 総胆管結石・・・胆汁の通り道である胆管にできる結石のうち、胆嚢と肝臓をつなぐ部分である総胆管にできた結石。多くは胆嚢にできた結石が流れてきたもの。
  • 肝内結石・・・肝臓内部の胆管にできた結石。胆石のなかでは数が少ない。
  • コレステロール結石・・・胆汁に溶け込んだコレステロールが増えすぎ、とけ切れずに結晶化してできたもの
  • 混合石・・・主成分のコレステロールに、胆汁の色素であるビリルビンや石灰が混ざって固まったもの
  • ビリルビン石灰石・・・ビリルビンと石灰が主成分。胆汁の流れが悪くなったために沈殿したビリルビンと石灰が固まったもの
  • 黒色石・・・ビリルビンとたんぱく質が主成分

胆石症の原因

かつて日本ではコレステロール結石の患者はほとんどいませんでしたが、食生活の変化により、コレステロール結石混合石が胆石全体の8割を占めるようになり、年々増加しています。
また、日本人の胆石症患者数そのものも増え続けて、成人の約8%が胆石を持っているといわれていますが、これには診断技術の進歩によって、昔は発見できなかったものが見つけられるようになったため、という説もあります。

胆石の原因としては、胆嚢の収縮する力の低下胆汁のコレステロール値の上昇胆汁のうっ滞による脂肪の凝固、などがあります。胆石になりやすい生活習慣としては、肥満や過食不規則な食生活ストレスなどがあげられます。

患者は男性よりも女性、それも肥満傾向の中高年に多く、経口避妊薬を常用している人や、急激なダイエットを行っている例も多くみられます。

胆石症の症状と治療法

胆石を持っていても、それだけでは自覚症状はほとんどありません。
しかし、胆嚢が収縮するときに胆石が移動して、胆嚢の出口に胆石が詰まってしまい、激しい痛み(疝痛)を起こすことがあります。これを「胆石発作」といいます。脂肪分の多い食事の後は、胆汁を分泌するために胆嚢が収縮するので、胆石発作が起きやすくなります。

胆石が胆嚢の出口に詰まった状態が続くと、胆嚢が細菌に感染して急性胆嚢炎になることがあります。胆嚢炎の症状としては、発熱や黄疸があります。

胆石が見つかっても、症状がなければ経過観察のみで特に治療は行いません。胆石発作が頻発する場合や、急性胆嚢炎を起こしたときに治療を行うのが一般的です。
代表的な胆石治療は以下のとおりです。

  • 飲み薬による結石溶解療法・・・大きさ2cm程度のコレステロール胆石を、飲み薬で溶かす治療法です。入院不要で痛みもありませんが、一年以上投薬期間が続くこともあります。
  • 衝撃波による結石破砕療法・・・音波の一種である衝撃波を、体の外から結石に向けて照射し、他の臓器を傷つけずに結石のみを細かく粉砕する治療法です。治療時間は1時間程度で済み、麻酔も不要です。粉砕された結石は砂状になり、数日から数週間かかって体の外に排出されます。
  • 胆嚢摘出手術・・・外科手術によって、胆嚢そのものを摘出してしまう治療法です。入院が必要です。胆嚢を摘出した後も、肝臓や胆管が胆嚢の代役として胆汁を溜めるようになるので、日本人の通常の食生活なら生活に支障はないとされています。
 
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